TET ツーリングレポート in 鹿沢(2000/10/14-15)
国道150円カレーコース編

by 奥永

はじめに

2000/10/14(Sat)-15(Sun) にかけて、恒例の「TET秋のツーリング」に行ってきました。今回の目的地は群馬県の鹿沢温泉です。 私は例によって、高速代をけちった「国道コース」でした。往路では、榛名山を通ってきました。 復路でも碓氷バイパス(自動二輪50円)以外はすべて下道を通り、以前から気になっていた『日本一150円カレー』を食べてきました。 とても充実したすばらしい旅でした。


目次


往路

出発

今回のツーリングでは、国道コースは、私奥永一人のみ参加であった。集合は、7:00北原交差点付近のコンビニだ。ここで朝食を食って、出発だ。 今回考えたコースは、高速代に加えて燃料代もけちった距離最短となるもので、所沢街道→R254→R407→R17→高崎環状線→県道28→榛名湖→県道28→ R145→R144→県道94→宿、というものだ。宿は『国民休暇村・鹿沢高原』だ。

この時間になると、東京都内は結構混雑してくる。特にR254の交通量は激しい。安全運転を心がけて、ゆっくり進む。 今回の走りでは、一人ぼっちなので、緊張感に欠けて、道路の分岐点で間違った方に行ってしまうミスを何度かやってしまった。 R254からR407への侵入に失敗し、高崎環状線から県道28号への右折も通り過ぎてR18まで行ってしまった。帰りにも、碓氷バイパスへ侵入するつもりが、 旧R18の方に入ってしまった。いくら燃料代をけちった最短コースを考えても、これでは意味が無い。反省しよう。

榛名湖

榛名湖は結構標高がある。1000m以上ある。だから寒い。そして、ここを通るとなると、当然曲がりくねった山道を登らなければならない。そうすると、 いくら距離は縮まっても燃料が余計にかかる。経済的なコースを選択する際には、このようなことも考慮しなければならないのだ。

まあ、今回のツーリングは、比較的目的地までの距離が近いので、このくらいの浪費はあってしかるべきだろう。

榛名湖には11:00頃到着した。町営の無料駐車場にバイクを置かせてもらって、さて、なにをしようか?とりあえず、歩いてみよう。と思い立ち、 時計周りに湖周をまわって、気が付けば一周していた。ちょうど一時間位かかった。そして昼食として『ワカサギ丼』を食べた。

貸しボート屋や貸し釣り具屋があって、ボート遊びや釣りが出来る。釣りには遊漁料(一日券500円)が必要だ。 結構寒かったのだが、 ボートを出して釣っている人が大勢いた。ブラックバス、ワカサギ、鯉などが釣れるらしい。

貸し自転車屋もあるし、大きな馬が引いている馬車も走っていた。ロープーウェイもあるし、温泉もあるので、まじめに遊べば結構楽しめただろう。

12:30頃榛名湖を出発した。そのまま県道28に進めば良いのだ。

県道28を、適当に「こっちに行ったら長野原だからね」という看板をたどって行くとR145に出る。そしてこのR145を左折して ずっと行くと、線路と川に挟まれて進む形になり、長野原に着く。ここに日本酒の巨大造り酒屋があって、そこでなにか 買ってきてくれと頼まれていたのだが、ここが「長野原バイパスに移転しました」となっていた。残念であるが、 近所の酒屋で適当なのを買うことにした。地図くらい書いておいてくれれば良かったのに。

R145はいつしかR144となり、鹿沢温泉の看板が見え始め、ついに「ここまがったら鹿沢温泉だよ」というところすなわち県道94を左折し、しばらく行くと 「ここ曲がったら『国民休暇村・鹿沢高原』だよ」という看板が出ているのでそこを右折してまたしばらく行くと宿に到着だ。

宿

宿には14:30頃到着した。

温泉

『国民休暇村・鹿沢高原』は、数年前のツーリングでも使ったことがある。当然温泉付きのとてもすばらしい宿だ。その温泉には24時間 入浴可能なのだ。露天風呂までついているのだ。無色透明のナトリウム・マグネシウム泉だ。

私は、到着してすぐ、寝る前、早朝の合計3回も入ってしまった。

夕食

夕食は『真田膳』というのを選んでおいたのだ。これは真田家の旗印であるところの六紋銭の形になるように六分割 された膳に小鉢が入って料理が盛られているという勇ましいものだ。どれもとてもうまかった。普段の私の夕食に 比べると、6.02x1023倍位豪華だった。ビールも日本酒も飲み、飯も5杯位お代わりした。

朝食

防衛戦闘獣の皆さんに強制的に寝床にされることの無い安らかな眠りの後でさわやかに目が覚めて、温泉に入ったら朝食だ。 国民休暇村を宿にした場合、朝食は大抵、食べ放題のバイキングになる。そこで私は普段ならその日の夕食すら食わなくて済むよう、 帰ってきたウルトラマンに出たバキューモン(身長:無限大、体重:無限大)という宇宙怪獣のように たくさん食べてしまうのだが、今回は、帰りのコースで考えるところがあって、ご飯3杯、パン3個程度で勘弁してやった。

復路

復路も私ひとりで、国道コースだ。しかし直行ではない。伝言板にも書いたように私の愛車である 正しくない日本語普及帝国制式地上軽機動機『プルガサリ号』KAWASAKI KLE 250は GAIAX仕様にしてしまったので、GAIAXスタンドのある上田市まで行って給油して帰ってこなければならないのだ。したがって、その概要は、
R144→R18→R17→R407→R254→所沢街道→ルルイエ城、となる。

碓氷バイパス

宿を出発したのは10:00頃だった。中軽井沢に向かうところで、R18は真の下道である旧道と有料道路である碓氷バイパスに別れる。 自動二輪ならわずか50円取られるだけなので、今回は涙を飲んで碓氷バイパスを選択した。軽井沢方面に行ってしまうと、かなり渋滞する上に 距離も長くなってしまうのだ。その分の燃料代を考えると、50円なら碓氷バイパスの方が得かもしれない。GAIAXは、とろとろ走っていると燃費が悪いのだ。

日本一150円カレー

今回のツーリングの個人的なメインイベントはこれなのだ。R18を通るたびにいつも気になっていた看板がある。 だるまの絵が描かれていて、そこに「日本一手作り150円カレー」とあるのだ。 安中と横川の中間位、すなわち松井田にあって、都内から行くと道路の右側にある。ついにここに入った。

そこはゲームセンターで、中に小さなセルフサービスの食堂がある。看板には『松井田町食堂』とあった。 本当にカレーは150円(税込み)だった。 このカレーを食べるために朝食はあえて少ししか食べなかったのだ。ご飯は固めで、なかなかうまかったが、具は煮崩れていたのか 識別ができなかった。しかし、これで150円なら大感激だ。まあ、発泡スチロールの皿にプラスチックのスプーンはご愛敬だ。

カレーの他にも、天ぷらそば(250円)、たこやき(6個で180円)などの メニューがあり、カレーは大盛りが300円、その上のトラックカレーというのが500円だ。悪くない。まったく悪くない。今度から、長野方面のツーリングには 極力ここを利用することにしよう。

川越-所沢

感動的な『松井田町食堂』を後にし、R17→R407→R254 と進むしかし、ツーリングの帰りの R254 は、必ずものすごく混むのだ。だから、 今回は、川越を過ぎて「こっちに行ったら所沢だよ」という看板が見えたら、適当にそこで右折してしまった。ちょうど最近所沢のGAIAX給油所の 位置を確認したので、そこで燃料を補給しておこうと思ったのだ。

ところが、この道を適当に進んでいると、所沢市内の航空公園付近で渋滞に巻き込まれたものの、そのうち「田無方面」という看板が出て、 そっちに行くといつのまにかスムーズにルルイエ城に着いてしまったのだ。GAIAXには寄れなかったが、新しい便利な道を発見できて幸運だった。

最後に

スタッフの皆さん、参加していただいた皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。 また楽しいツーリングに行きましょう。


ご意見、ご感想、ご質問は奥永まで。