1998/10/10-11 秋の乗鞍ツーリングレポート
トラブル編
by 安松

 今回のツーリングはとにかく疲れた。

 でも、私の16〜17年のバイク歴の中で(と書くと歳がばれる) 貴重な体験をしたので、反省もかねて報告します。

 今回のツーリングは、ちょうど子供の幼稚園の運動会と重なり、 参加するかどうか迷ったが、子供の運動会も見たいし、ツーリングにも いきたいので欲張って、午前中、運動会に行って、午後からツーリングに 参加することとした。

 当日、朝、快晴。絶好の運動会、ツーリング日より。

 朝、8時前に幼稚園にいき、機材の運搬や会場の設置、競技開始後の セッティング、そして親として、子供の競技のビデオや写真撮影と、かなり 忙しかった。午前の部の最後の競技をみて、家にもどったが予定より早く 12時過ぎに家に帰ることができた。

 すぐにバイクの準備をし、出かける前に一応、高速の渋滞がどうか気に なったので、JHのテレホンサービスに電話し渋滞情報を聞いたところ、 昼になっても渋滞は解消されておらず、中央高速は上野原を先頭に大渋滞とのこと。 渋滞にはまるよりは多少遠回りでも走った方がよいと判断し、八王子ICに いくのをやめ、五日市を抜け奥多摩方面に向かい甲武トンネルを抜けて、 上野原にでてさらに大月まで行ってから高速に乗ることとした。

 途中渋滞にもはまらず、適度なワインディングロードで快適だったが R20の猿橋あたりでいきなりエンジンストップ。どうして? セルを回しても2回ぐらい回ってうんともすんともいわなくなった。 ちょうどストップしたのが、ガソリンスタンドの前だったので、場所を借り 点検開始。

ということで、プラグのチェックの間 充電してもらうこととした。最近の4気筒エンジンはプラグの着脱が大変。 プラグの焼け具合もこんがりきつね色で問題なしということで、再度、 エンジンをかけたところあっさりかかってしまった。(ロスタイム40分)

 原因は分からないけどまあいいかととりあえず走り出したが、 今度はエンジンの回転が上がってもパワーが全くでず、エンジンの音も変。 このまま高速に乗るのは無理と判断し、高速の入り口近くの道ばたで点検開始。 プラグは見たし、クラッチの滑りでもないしと原因がなかなか分からなかった。 がふとプラグキャップをはずすときガソリンスタンドの兄ちゃんが手伝ってくれ たのを思いだし、キャップの順番を確認。原因は自分がはずしたのと反対側の 1番と2番のシリンダのプラグキャップが逆だった。(自分ですべてやるべき だった・・・)

 で、パワーも回復し、大月ICから高速に乗り順調に走り出す。(充電が心配だった ので普段は点灯するライトは消したまま)途中、諏訪あたりでパワーが落ち、また? と思ったが単なるガス欠で、コックをRESに切り替え、回復。

 走りながらも、原因を考えたが、走っているにもかかわらずバッテリが空に なる原因は、充電系かなという結論に達した。このまま走るのは不安だったが、場所は 高速。もういけるとこまでいくしかないと判断し、とりあえず走った。なんとか 松本ICまでたどり着き、無事一般道に降りて10kmほど走った波田町でまた ストップ。今度はセルも回らない。どうしようとふと先を見ると、また、ラッキーにも ガソリンスタンド。スタンドに持ち込み、バッテリを充電してもらうこととし、充電器につなぎエンジンをかけるとかかる。 もう原因は充電系しかない。

 地図を見たところ、まだ先はながい。そして5時近くで日没も近い。(ライトをつける必要あり) この先、山の中で、スタンドも、電話もない。どうしようと悩んだ末、(本当は電車で帰ろうかと思った。)、 そうだ、この時間なら誰かが宿についているだろう。 今回は車での参加者もいるから迎えにきてもらおうとおもい、宿に電話。1回目はうまくつながらず時間をおいて再度電話。 今度は、スタッフの一人につながり、ちょうどタイミング良く(Iさんにはタイミング悪く?)車の人が到着したところ。 事情をはなし、車で下まで迎えにきてとお願いした。バイクはスタンドに預かってもらう。

 当日は、休日のため、上高地などからの帰りの渋滞が始まり、ガソリンスタンドは 早じまいで追い出され、真っ暗な道路で待つこと1時間半近く、やっとひろってもらえた。 寒かった(じつはその前後にバイクのエンジンがかからず予定外に車で参加した メンバKさんが目の前を通っていたと知ったのは宿に着いてから)

 普段なら40分もかからないところを2時間近くかけてきてくれた。(感謝) 宿についた頃には、すでに夕食ははじめっていたが、ちゃんととっておいてくれた。 (前回のツーリングでも、ここではほかのメンバーが道に迷い、9時過ぎまで夕食をとっておいてもらった前科あり)  朝からいろいろと疲れていたので、酔いの回るのも早い。

 夕食後、風呂に入って、やっと一息ついて、部屋での飲み会(2次会)に参加。 誰かが、星がきれいだといって外に行ったが、一緒にいく元気は既になし。 12時前にリタイヤ。一番早く、布団に逃げ込む。(2次回に出ず、もっと早く 寝ていた人もいたみたいだけど・・・)

 次の日は、6時前に目が覚め、温泉ですっきりしたところで、早速、電話帳で バイク屋の検討。タウンページだけだと場所がよくわからない。まあ、とりあえず 何とかなるや。朝食後、記念撮影も済ませ、車に乗っけてもらい昨日のガソリン スタンドへいってバイクを引き取る。エンジンは1発始動。とりあえず、タウン ページで見つけた一番近い梓川村のバイク屋へ開店時刻の前だがいってみることとした (その周辺は以前、何度か走ったことがあるので土地勘もあったし)

運のいいことに開店前だが店の人がいて、事情をはなしてみる。そこは、簡単な修理ならできるけど 本格的な修理は松本の本店になるとのこと。松本なら、後日、引き取りにいくときも 便利がいいし、そこのお店に預け、松本の店に持っていってもらうこととした。 ということで2日目のツーリングは、走行距離10キロにならないうちに終了。 でも、すぐにバイクを入院させれるところが見つかってよかった。 そのあとは、一緒に走ってきてくれたIさんの車で、松本ICから直帰と、絶好の 晴天の中、きれいな紅葉を見る暇(余裕)もなく、疲れたツーリングは終わりました。

 でも、本当はバイクを引き取りにいって帰るまで終わってはいない (松本までの交通費も含めいったいいくらかかることやら?とほほ・・・)

 とういことで教訓は、

 まあ、今回は、怪我をしたというわけでもなく、止まった場所が2回ともたまたま ガソリンスタンドの目の前で、山の中や高速でなく、2日目のバイク家捜しも1件目で 無事預けることができただけラッキーだったと思います。

 今回は、精神的にはかなり疲れたツーリングでした。

 それでもバイクはやめられない!



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